信仰を隠して結婚した、夫に慰謝料支払いを命じた判例

 

信仰を隠して結婚した、 夫に慰謝料支払いを命じた判例

 
東京高裁 昭和58.9.20判決


●夫:会社員・再婚(死別)
●妻:保母・月収7万円
●子供:1人(先妻の子)

結婚期間:3年3ヶ月
同居期間:8ヶ月
別居期間:2年7ヶ月



 いきさつ

妻はキリスト教徒、夫は某宗教団体会員。

夫は自分の信仰を告げなかったので、妻は夫が特定の宗教の信者ではないと信じて結婚。

結婚1ヵ月後から夫が宗教活動を始めたことから、論争が繰り返されるようになった。

宗教上の対立は日常生活のことまで発展。

7ヵ月後、妻が家を出て別居。

双方から離婚と慰謝料請求(夫が50万円、妻300万円)訴訟。

 裁判所の判断

●夫は信仰を率直に打ち明けて理解を深めるべきであったとして妻へ慰謝料100万円。